モッツァレラチーズの特徴とは?種類による使い分けや保存のコツを公開

サラダの定番カプレーゼから、とろりと伸びるピザのトッピングまで、幅広く愛されるモッツァレラチーズ。真っ白で丸いフォルムが可愛らしいこのチーズには、他のチーズにはない独特の魅力が詰まっています。まずはその基本的な特徴を知り、料理をより美味しく仕上げるためのヒントを探っていきましょう。

目次

モッツァレラチーズの特徴を知ると食感と味わいの良さが引き立つ

モッツァレラチーズの最大の特徴は、何といってもその「フレッシュさ」にあります。熟成させないで作る「非熟成チーズ」の代表格であり、ミルク本来の甘みと香りをダイレクトに楽しむことができます。この特徴を理解しておくと、そのまま食べるべきか、火を通すべきかといった判断がスムーズになり、素材の良さを120%引き出せるようになります。

クセが少なくミルキーで食べやすい

チーズ特有の強い香りや独特のクセが苦手という方でも、モッツァレラチーズなら美味しく食べられたという経験があるのではないでしょうか。このチーズは製造過程で熟成を行わないため、チーズらしい発酵臭がほとんどありません。その代わりに、口に含んだ瞬間に広がるのは、絞りたての牛乳のような濃厚で優しいミルキーな風味です。

味わいが非常にシンプルで優しいため、合わせる食材を選ばないのも大きなメリットです。トマトやバジルのようなフレッシュな野菜はもちろん、フルーツや生ハム、さらには和風の醤油やわさびとも驚くほど相性が良いです。お子様からご年配の方まで、誰にでも好まれる万能な味わいこそが、世界中で愛され続けている理由の一つと言えます。

水分が多くみずみずしい口当たり

多くのチーズは熟成させて水分を飛ばしますが、モッツァレラチーズはたっぷりの水分を保持したまま出荷されます。特に水に浸かった状態で売られているフレッシュタイプは、カットした瞬間に中からじゅわっとミルクがあふれ出すほどみずみずしいのが特徴です。

この高い水分量によって、弾力がありながらもしっとりとした独特の質感が生まれます。噛むたびに口の中が潤うような感覚は、モッツァレラチーズならではの贅沢な体験です。サラダとして食べる際には、このみずみずしさがドレッシングや野菜の水分と調和し、全体をみずみずしくまとめ上げてくれます。

熱でよく伸びてとろけやすい

ピザを持ち上げたときに、チーズが長く糸を引く光景は食欲をそそります。この「伸び」の正体こそがモッツァレラチーズです。モッツァレラは製造の工程で熱湯の中で練り上げるため、組織が一定方向に揃っており、加熱すると驚くほどよく伸びる性質を持っています。

熱を加えることで、冷たいときのみずみずしい弾力から一転、とろりとなめらかな質感に変化します。この変化の幅の広さが、調理の楽しさを広げてくれます。また、加熱しても味が主張しすぎないため、ソースの味を邪魔せずにコクだけをプラスしたいときにも最適です。

フレッシュと加熱用で向き不向きが違う

モッツァレラチーズには、大きく分けて「水に浸かったフレッシュタイプ」と「水分を抑えたブロック(またはシュレッド)タイプ」があります。これらは同じ名前でも、用途がはっきりと分かれています。

フレッシュタイプは、そのまま食べることで生乳のフレッシュさを味わうのに適していますが、そのままピザに乗せると水分が出すぎて生地がベチャベチャになることがあります。一方の加熱用タイプは、ピザやグラタンで「最高の伸びと焼き色」を出すために水分が調整されており、生のままでは少しゴムのような食感に感じることがあります。料理の目的に合わせて正しく選ぶことが、プロの味に近づく第一歩です。

モッツァレラチーズを楽しめるおすすめ商品

手軽に手に入るものから本格的な輸入品まで、ぜひ試していただきたいモッツァレラチーズをご紹介します。

Galbani フレッシュモッツァレラ(ローフ/ボール)

イタリアでシェアNo.1を誇るブランド、ガルバーニの製品です。品質が安定しており、本場イタリアの味を最も手軽に体験できる定番中の定番です。

特徴公式サイト
ミルクのコクが強く、カプレーゼからパスタの仕上げまで幅広く使えるGalbani(英語)

Galbani モッツァレラ・ディ・ブッファラ(D.O.P.)

「ブッファラ」とは水牛のことです。牛乳製よりもさらに濃厚でクリーミー、かつ独特の深みがある最高級のモッツァレラチーズです。

特徴公式サイト
希少な水牛乳を100%使用。D.O.P.認定を受けた正真正銘の本物Galbani(英語)

Zanetti モッツァレラ(ピッツェリア向けなど)

ザネッティ社はイタリアの老舗メーカーです。プロの料理人も愛用するピッツェリア向けの製品は、加熱した際のとろけ具合と伸びが抜群です。

雪印北海道100 とろけるチーズ モッツァレラブレンド

日本の家庭で使いやすいように開発された、シュレッドタイプのチーズです。モッツァレラをベースにしているため、家庭料理でもあの「伸び」を手軽に楽しめます。

特徴公式サイト
日本人の好みに合わせたマイルドな味わいと、抜群の溶けやすさ雪印メグミルク公式

BelGioioso ミニモッツァレラ(チェリータイプ)

一口サイズの「チェリータイプ」は、切る手間が省けて非常に便利です。お弁当の隙間に入れたり、ピンチョスにしたりと、活用の幅が広がります。

冷凍モッツァレラ(シュレッド/ブロック)

業務用の冷凍タイプは、賞味期限を気にせずストックできるのが最大の強みです。パラパラとしたシュレッドタイプなら、凍ったままトーストに乗せて焼くだけで豪華な朝食になります。

モッツァレラチーズを失敗なく使い分けるコツ

モッツァレラチーズをより美味しく使うためには、ちょっとした調理のコツが必要です。少しの手間で、仕上がりが劇的に変わります。

カプレーゼはフレッシュを選ぶ

トマトとバジルを合わせたカプレーゼを作るなら、迷わず水に浸かったフレッシュタイプを選んでください。フレッシュタイプ特有の柔らかな口当たりとミルクの甘みこそが、この料理の命だからです。食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておき、盛り付けた後に良質なオリーブオイルと塩をパラリと振るだけで、最高の贅沢が完成します。

ピザやグラタンは加熱用を選ぶ

焼き上げる料理には、あらかじめ水分を控えめに作った「真空パックのブロックタイプ」や「シュレッドタイプ」が適しています。これにより、オーブンの中でチーズから余計な水分が出るのを防ぎ、生地をカリッと焼き上げることができます。もしフレッシュタイプをピザに使いたい場合は、次に紹介する「水切り」をしっかり行うようにしましょう。

水切りで食感と味が整いやすい

フレッシュモッツァレラを料理に使う際、特におすすめしたいのが「水切り」です。キッチンペーパーに包んで15分〜30分ほど置いておくだけで、余分な水分が抜けてチーズの味が濃厚になります。ピザやトーストに乗せて焼く場合でも、このひと手間を加えるだけで、水っぽくならずにとろりとした最高の食感を楽しむことができます。

保存は液・温度・開封後の日数がポイント

モッツァレラチーズは非常にデリケートです。フレッシュタイプは、袋に入っている「保存液」と一緒にタッパーに移して保存するのが基本です。真水に浸けると味が抜けてしまうため注意してください。また、開封後はどんどん酸化が進み、せっかくのミルキーな香りが失われてしまいます。開封したらできるだけ2日以内には食べ切るようにしましょう。

モッツァレラチーズの特徴を押さえると料理がもっと楽しくなる

モッツァレラチーズは、その真っ白でシンプルな見た目以上に、調理法や種類によって多彩な表情を見せてくれる食材です。クセのない味わいだからこそ、合わせる食材の魅力を引き立て、食卓をパッと明るくしてくれます。

「今日はフレッシュにサラダで」「明日は熱々のグラタンで」と、特徴に合わせた使い分けができるようになれば、料理のバリエーションは驚くほど広がります。ぜひお気に入りのモッツァレラチーズを見つけて、毎日の食事に取り入れてみてください。

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この記事を書いた人

パスタが大好きで、トマトの香りだけで気分が上がってしまいます。麺の太さや形でソースのからみ方など、いかにおいしいパスタにするか、究極のパスタづくりを研究しています。みなさんに「なんだかパスタが食べたくなってきた!」と思ってもらえるよう、パスタやイタリアンの魅力が伝わる発信をしていきます。

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