オランダを代表する「エダムチーズ」は、真っ赤なワックスに包まれた可愛らしい見た目が特徴です。脂肪分が控えめで、マイルドな味わいはお子様から大人まで幅広く親しまれています。そのままおつまみにするのはもちろん、お料理の隠し味としても大活躍する、万能なチーズの魅力に迫ります。
エダムチーズはクセが少なく料理にもおつまみにも使いやすい
エダムチーズは、オランダのエダム地方で作られているセミハードタイプのチーズです。脱脂乳を原料の一部に使用しているため、他のチーズに比べて脂肪分が少なく、さっぱりとした後味が楽しめます。その使い勝手の良さから、冷蔵庫に常備しておくと非常に便利な食材です。
そのまま食べるとやさしいコクが分かる
エダムチーズを一口サイズに切ってそのまま食べると、ミルクのやさしい甘みと、ほのかなナッツのような香ばしさが口の中に広がります。クセが非常に少ないため、ブルーチーズやウォッシュチーズのような強い香りが苦手な方でも安心して楽しめます。しっとりとした質感で、噛むほどに穏やかなコクが感じられるのが魅力です。
朝食のプレートに添えたり、ちょっとしたおやつ代わりにしたりするのもおすすめです。脂肪分が控えめなので、ダイエット中や健康を意識している方の間食としても人気があります。また、塩気が強すぎないため、お子様のチーズデビューにもぴったりの種類と言えます。
まずは何も付けずにそのまま味わい、素材が持つ本来の風味を確認してみてください。飽きのこない味わいは、毎日食べても負担にならず、生活に溶け込む親しみやすさを持っています。スライスして断面を眺めるだけでも、そのきめ細やかで美しい質感が食欲をそそります。
熟成で食感と塩気が変わる
エダムチーズは熟成期間によって、その表情を大きく変える面白いチーズです。日本で一般的に流通している若いエダムチーズは、弾力がありソフトな食感ですが、熟成が進むにつれて水分が抜け、次第に硬く引き締まっていきます。熟成が進んだものは「ハードタイプ」に近い質感になり、味わいもより濃厚で複雑なものへと変化します。
長期熟成されたエダムは、塩気と旨味が凝縮されており、お酒のお供として非常に優秀な存在になります。包丁で切るのが難しいほど硬くなった場合は、チーズグレーターでおろして粉状にするのが正解です。こうすることで、豊かな香りが立ち上がり、料理に深みを与える最高の調味料へと生まれ変わります。
自分の好みが「みずみずしいマイルドさ」なのか、「濃厚な旨味」なのか、熟成度合いを意識して選んでみるのも楽しみの一つです。スーパーで見かけるブロックタイプは若めのものが多いですが、チーズ専門店などでは熟成期間の異なるエダムを取り扱っていることもあるため、ぜひチェックしてみてください。
皮の赤いワックスは外して食べる
エダムチーズといえば、球体の表面を覆う真っ赤な色が印象的です。この赤い部分は「パラフィンワックス」と呼ばれる食用ではない蝋(ろう)で作られています。これは輸出の際などにチーズの乾燥を防ぎ、品質を一定に保つための保護膜の役割を果たしています。そのため、食べる前には必ずこの赤い皮を剥がして取り除く必要があります。
ワックスの外し方はとても簡単です。チーズの塊を包丁で切り分けた後、端から手でペリペリと剥がすことができます。ワックスとチーズの境目ははっきりしているため、力を入れなくてもスムーズに剥がれます。もしワックスが薄くて剥がしにくい場合は、その部分だけ薄く包丁で切り落とすと確実です。
見た目が華やかなので、盛り付けの際に少し残したくなるかもしれませんが、口当たりが悪く消化もできないため、残さず取り除きましょう。真っ赤なワックスの下から現れる、美しいクリーム色のチーズ本体とのコントラストは、エダムチーズならではの視覚的な楽しみでもあります。
合わせる飲み物で印象が変わる
エダムチーズは合わせる飲み物によって、その味わいの引き立ち方が変わります。マイルドな若いエダムには、辛口の白ワインや、軽めのピルスナービールがよく合います。チーズの穏やかなコクが、飲み物の爽やかさをより一層強調してくれます。また、紅茶やコーヒーとも相性が良いため、ティータイムの軽食としても重宝します。
一方で、熟成が進んで味が濃くなったエダムには、しっかりとしたボディの赤ワインや、コクのある黒ビールを合わせるのがおすすめです。チーズの強い旨味が、お酒の重厚感と見事に調和し、贅沢な晩酌の時間を演出してくれます。日本酒や焼酎など、意外にも和のお酒とも喧嘩せず、万能なおつまみとして活躍します。
その日の気分やシーンに合わせて、飲み物とのペアリングを試してみるのも、チーズライフの醍醐味です。エダムチーズ自体に大きなクセがないからこそ、どんな飲み物の個性も優しく受け止めてくれる懐の深さがあります。自分だけのお気に入りの組み合わせを、ぜひ見つけてみてください。
エダムチーズを楽しめるおすすめ6選
エダムチーズを存分に楽しむための、おすすめ商品と関連アイテムをまとめました。2026年現在、オンラインや専門店で手に入りやすい高品質なラインナップです。
| カテゴリ | アイテム名 | 特徴 | 公式・参考URL |
|---|---|---|---|
| チーズ | Frico(フリコ) エダム ブロック | オランダの最大手ブランド。品質が安定しており、初めての方に最適。 | FrieslandCampina(英語) |
| チーズ | エダム マイルド スライス | 既にスライスされており、サンドイッチやトーストにすぐ使えます。 | 雪印メグミルク公式サイト |
| セット | オランダ産チーズ 3種食べ比べセット | エダム、ゴーダ、マースダムなど、オランダチーズを一度に楽しめます。 | 世界のチーズ専門店オーダーチーズ |
| 道具 | 貝印 チーズナイフ | 刃に穴が開いているため、セミハードのチーズもくっつかずに切れます。 | 貝印公式オンラインストア |
| 道具 | ケヴンハウン カッティングボード | チーズをのせてそのままテーブルに出せる、おしゃれな木製ボード。 | 佐藤商事株式会社(総代理店) |
| 保存 | キッチン用 真空保存容器 | 断面の乾燥を防ぎ、エダムのしっとりした食感を長持ちさせます。 | ショップジャパン公式(フォーサ) |
エダムチーズのおいしい食べ方アレンジ
そのまま食べても美味しいエダムチーズですが、その「溶けやすさ」や「ほどよい硬さ」を活かすことで、お料理のレパートリーがぐんと広がります。毎日の献立に手軽に取り入れられるアレンジ術をご紹介します。
サンドイッチやトーストで食べやすい
エダムチーズは熱を加えると適度にとろりと溶けますが、溶けすぎて形が完全になくなることがないため、サンドイッチの具材として非常に優秀です。ハムやレタスと一緒にパンに挟めば、チーズのやさしいコクが全体の味をまとめてくれます。特にライ麦パンのような少し酸味のあるパンとの相性は抜群です。
トーストにする場合は、食パンの上にスライスしたエダムチーズをのせ、少し焼き色がつくまでトースターで加熱してください。香ばしさが加わり、朝から贅沢な気分になれます。また、マスタードを軽く塗ったパンにのせると、チーズのまろやかさとスパイスの刺激が絶妙にマッチします。
冷めても硬くなりにくい性質があるため、お弁当のサンドイッチに入れるのにも向いています。忙しい朝でも、スライスタイプを使えば数秒で準備ができるため、時短メニューとしても活躍します。シンプルながらも飽きのこない、エダムチーズの魅力を最も手軽に感じられる食べ方です。
サラダに角切りで入れると映える
彩り豊かなサラダに、1cm角程度に切ったエダムチーズを散らすと、見た目にも華やかな一皿が完成します。エダムチーズは角切りにしても形が崩れにくいため、コロコロとした可愛らしい見た目を保つことができます。トマトの赤、レタスの緑に、チーズのクリーム色が加わることで、食卓がぐっと明るくなります。
味わいの面でも、野菜のシャキシャキ感の中に、チーズのしっとりとした濃厚さが加わることで、食感のコントラストが生まれます。オリーブオイルと塩、少しのレモン汁といったシンプルなドレッシングで和えるだけで、チーズの旨味が引き立ち、立派なごちそうサラダになります。
ボリュームを出したいときは、くるみやアーモンドなどのナッツ類と一緒にトッピングしてみてください。エダムの穏やかな味わいがナッツの香ばしさを引き立て、満足感の高い一品になります。おもてなしの際の前菜としても喜ばれる、万能なアレンジ方法です。
グラタンやオムレツでコクが出る
お料理のコクを深めたいとき、エダムチーズは最高のパートナーになります。例えば、オムレツの中に細かく刻んだエダムチーズを入れて焼くと、卵のふんわりした食感の中からチーズが優しく溶け出し、リッチな味わいに仕上がります。バターとの相性も良く、ホテルの朝食のような本格的な味を家庭で再現できます。
グラタンやドリアのトッピングとしてもおすすめです。ピザ用チーズに少し混ぜて使うと、表面に美味しそうな焼き色がつき、香ばしい風味がプラスされます。エダムチーズは油分が多すぎないため、たっぷり使っても料理がギトギトせず、上品な仕上がりをキープできるのが嬉しいポイントです。
もし使い切れずに硬くなってしまったチーズがあれば、おろし金ですりおろしてパスタの仕上げに振りかけてみてください。熱々の麺の上でチーズがふわりと溶け、濃厚なソースへと早変わりします。このように、加熱調理に使うことでエダムチーズの秘めたポテンシャルが存分に発揮されます。
フルーツやナッツと相性が良い
エダムチーズはデザート感覚で楽しむこともできます。特におすすめなのが、りんごや梨、ぶどうといった瑞々しいフルーツとの組み合わせです。フルーツの甘酸っぱさと、チーズのほのかな塩気がお互いを引き立て合い、口の中で絶妙なハーモニーを奏でます。ワインのおつまみとしてはもちろん、お子様のヘルシーなおやつとしても喜ばれます。
ナッツ類との相性も抜群です。カシューナッツやピスタチオと一緒に、カッティングボードに並べるだけで、おしゃれなオードブルの完成です。ドライフルーツ、特にドライいちじくやアプリコットを添えると、より大人っぽく洗練された味わいになります。
こうした組み合わせを楽しむ際は、チーズを少し常温に戻しておくと、ミルクの香りがより強く感じられるようになります。甘いものと塩気のあるものを交互に食べる楽しさは、一度知ると病みつきになること間違いありません。ホームパーティーの最後の一皿としても重宝する、簡単で喜ばれるスタイルです。
エダムチーズは「そのまま」と「料理」で使い分けると楽しい
エダムチーズは、その穏やかな性格ゆえに、どんなシーンにも馴染む万能なチーズです。買いたてのフレッシュな状態でそのままの風味を楽しむのも良し、お料理に加えて深いコクを出すのも良し。赤いワックスを剥がす一手間さえ惜しまなければ、あなたの食卓をより豊かにしてくれること間違いありません。
2026年の今、チーズの楽しみ方はますます広がっています。エダムチーズはその入り口としても、また日常を支える定番としても、長く愛され続けている理由があります。ぜひ、今回ご紹介したアレンジを参考に、エダムチーズのある生活を楽しんでみてください。きっと、新しい美味しさの発見があるはずです。“`
