ポモドーロとアラビアータの違いは何?辛さや香りの決め手と選び方を伝授

イタリアンレストランのメニューでよく見かける「ポモドーロ」と「アラビアータ」。どちらもトマトベースの赤いソースですが、いざ選ぼうとすると何が違うのか迷ってしまうこともあります。この記事では、材料や味付けの決定的な違いから、自宅で楽しめるおすすめのパスタソースまで詳しくご紹介します。

目次

ポモドーロとアラビアータの違いは「辛さ」と「香りの立ち方」で分かりやすい

ポモドーロとアラビアータの最も大きな違いは、唐辛子が入っているかどうかという点にあります。どちらもトマトをベースにしたソースですが、ポモドーロはトマトそのものの美味しさを引き出すことを目的としているのに対し、アラビアータはピリッとした刺激をプラスした料理です。この「辛み」の有無が、口にした瞬間の香りの立ち方や味の印象を大きく変えるポイントになります。

ポモドーロはトマトの甘みと酸味が主役になりやすい

ポモドーロとは、イタリア語で「トマト」そのものを意味する言葉です。その名の通り、料理としてのポモドーロは、完熟したトマトが持つ本来の甘みと、爽やかな酸味を最大限に楽しむためのソースです。基本的にはトマト、オリーブオイル、塩、そしてバジルといった、非常にシンプルな材料で構成されています。

余計な刺激がない分、素材の質がダイレクトに味に影響します。じっくりとトマトを煮込むことで凝縮された旨みは、大人から子供まで幅広い層に愛される優しい味わいです。にんにくを使う場合もありますが、あくまでトマトの風味をサポートする程度の控えめな香りに抑えるのが一般的です。シンプルだからこそ、飽きのこないイタリアンの基本とも言える一皿です。

アラビアータは唐辛子とにんにくの刺激が加わりやすい

一方のアラビアータは、イタリア語で「怒りん坊」という意味があります。食べた人が辛さで怒ったように赤くなることから名付けられました。ポモドーロと同じトマトベースのソースに、たっぷりの唐辛子とにんにくを効かせているのが特徴です。にんにくをオリーブオイルでじっくり炒めて香りを引き出し、そこに唐辛子の辛みを移すことで、パンチのある力強いソースに仕上げます。

トマトの酸味の奥からやってくるピリリとした刺激は、食欲をそそるだけでなく、ワインやお酒との相性も抜群です。また、強めに効かせたにんにくの香りが、トマトの風味をよりエネルギッシュに引き立ててくれます。ただ辛いだけでなく、トマトの旨みと辛みのバランスがとれているのが美味しいアラビアータの条件です。

具材の自由度はポモドーロのほうが広げやすい

ポモドーロは味がシンプルで癖がないため、さまざまな具材を合わせやすいというメリットがあります。モッツァレラチーズを加えてとろけさせたり、揚げナスやズッキーニなどの夏野菜をたっぷり入れたりと、アレンジの幅が非常に広いです。

トマトソースが主張しすぎないため、加える具材の持ち味を消すことなく、全体をうまくまとめてくれます。パスタの麺も、細いものから太いもの、ペンネのようなショートパスタまで、どんな種類でも違和感なく合わせることができます。冷蔵庫にある余り物の野菜を活用して、自分だけの一皿を作るのにも最適なソースです。

辛いのが苦手ならポモドーロが合わせやすい

家族に小さなお子様がいる場合や、刺激の強いものが苦手な方がいる場合は、迷わずポモドーロを選びましょう。アラビアータは製品やお店によって辛さのレベルが大きく異なり、想像以上に辛い場合があるからです。

ポモドーロであれば、辛みを気にせずにトマトのフルーティーな美味しさを堪能できます。もし大人だけ後から刺激を足したいときは、各自の皿でタバスコやレッドペッパーを振りかければ、一つの鍋で調理しても家族全員が満足できる食卓になります。おもてなしの際も、相手の好みが分からないときはポモドーロを用意しておくと安心です。

ポモドーロとアラビアータを楽しめるおすすめ商品

市販のパスタソースを使えば、自宅でも手軽に本格的な味を楽しめます。数ある製品の中から、特に評価の高いおすすめをピックアップしました。

S&B 予約でいっぱいの店 THE PREMIUM イタリア産完熟トマトのポモドーロ

銀座の有名店「ラ・ベットラ」の落合務シェフが監修した、贅沢なシリーズです。トマトの濃厚な旨みとバジルの爽やかな香りが際立つ、まさにプレミアムな味わいです。

特徴公式サイト
完熟トマトの甘みと旨みが凝縮された本格派エスビー食品公式サイト

S&B 予約でいっぱいの店 THE PREMIUM イタリア産完熟トマトのアラビアータ

同じくプレミアムシリーズのアラビアータです。唐辛子の辛みとにんにくの香ばしさが絶妙で、お店のような奥深い味わいを再現しています。

特徴公式サイト
鮮烈な辛みとガーリックの風味が効いた濃厚ソースエスビー食品公式サイト

Barilla パスタソース アラビアータ

パスタメーカーとして世界的に有名なバリラ社のソースです。本場イタリアの家庭の味を感じさせる、シンプルながら力強い辛みが特徴です。

特徴公式サイト
100%イタリア産トマト使用、保存料不使用バリラ公式サイト

Barilla パスタソース ポモドーロ

玉ねぎや人参などの香味野菜が溶け込んだ、バリラ社のポモドーロです。野菜の自然な甘みがトマトの酸味をまろやかにしています。

特徴公式サイト
どんな具材にも合わせやすい基本のトマトソースバリラ公式サイト

カゴメ アンナマンマ アラビアータ

果肉感がしっかり残ったカゴメの人気シリーズです。さらっとした使い心地で、ペンネなどのショートパスタによく絡みます。

特徴公式サイト
トマトのフレッシュ感とほどよい辛みが魅力カゴメ公式サイト

アルチェネロ 有機パスタソース アラビアータ

オーガニックにこだわる方におすすめなのがアルチェネロです。有機トマトの優しい味に、ピリッと効いた唐辛子がアクセントになっています。

特徴公式サイト
イタリア産有機トマトを100%使用した安心の味日仏貿易(アルチェネロ)

青の洞窟 Piccolino アラビアータ

高級感のあるパッケージが特徴のシリーズです。オリーブオイルの香りが豊かで、洗練された大人の味わいを楽しめます。

特徴公式サイト
濃厚な旨みと辛みが調和した贅沢な使い切りタイプ日清製粉ウェルナ公式サイト

料理で迷わない味の作り分けとアレンジの考え方

自分で調理する際、どちらを作るか決めるポイントや、美味しく仕上げるためのアレンジ方法を知っておくと非常に便利です。具材の組み合わせを変えるだけで、料理の完成度がより高まります。

唐辛子の量でアラビアータの辛さは調整しやすい

アラビアータを自作する際は、唐辛子の扱いが鍵となります。輪切りにした唐辛子をにんにくと一緒に弱火で炒めると、辛みがオイルにしっかり移ります。辛いのが好きな方は種ごと使い、控えめにしたい方は種を除いてから使うなど、自分好みに調整できるのが手作りの良さです。

また、仕上げに加える唐辛子の量でも印象は変わります。最初は控えめにしておき、味見をしながら辛みを足していくことで、失敗せずに納得のいく「怒りん坊」なソースを作ることができます。

バジルやチーズでポモドーロは香りが整いやすい

ポモドーロの美味しさを引き立てるのは、フレッシュなハーブや乳製品のコクです。仕上げに生のバジルを手でちぎって加えるだけで、トマトの香りがパッと華やかになります。また、パルメザンチーズをたっぷり振りかけると、トマトの酸味がマイルドになり、よりリッチな味わいに変化します。

さらに、オリーブオイルを最後に一回し追加することで、ソースに艶が出て香りも一段と良くなります。材料がシンプルな分、こうした最後の仕上げにこだわることで、プロっぽい仕上がりを実現できます。

海鮮はポモドーロ、肉はアラビアータが合いやすい

具材との相性を考えると、素材の繊細な風味を活かしたい海鮮系(エビやイカ、アサリなど)は、シンプルなポモドーロが向いています。磯の香りとトマトの爽やかな酸味が重なり、上品なパスタになります。

一方で、鶏肉やベーコン、チョリソーなどの肉類は、にんにくや唐辛子の強い刺激に負けない力強さがあるため、アラビアータと非常に相性が良いです。肉の脂の甘みがアラビアータの辛みを和らげ、後を引く美味しさを作り出します。このように具材からソースを決めるのも一つの方法です。

余ったソースはスープやリゾットに展開しやすい

もしパスタソースが少し余ってしまったら、捨てずに他の料理に活用しましょう。ポモドーロの余りにコンソメスープとお湯を足せば、即席のミネストローネ風スープになります。

アラビアータの余りは、ご飯と炒め合わせてチーズをのせ、トースターで焼けばピリ辛のリゾット風ドリアに早変わりします。どちらのソースも旨みが詰まっているため、ベースの調味料として非常に優秀です。パンにつけて食べるだけでも立派な副菜になるため、最後まで無駄なく活用してみてください。

ポモドーロとアラビアータは辛さの有無で選ぶと納得しやすい

ポモドーロとアラビアータの使い分けに迷ったら、まずは「辛いものが食べたいかどうか」で選ぶのが最もシンプルで間違いありません。トマトの純粋な美味しさを味わいたいときはポモドーロ、刺激的なアクセントで元気になりたいときはアラビアータ、と覚えておきましょう。

それぞれの特徴を理解して使い分けることで、毎日のパスタ作りがもっと楽しく、自由なものになります。ぜひ今回ご紹介した商品を試したり、自分で具材をアレンジしたりして、お気に入りのトマトパスタを見つけてみてください。

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この記事を書いた人

パスタが大好きで、トマトの香りだけで気分が上がってしまいます。麺の太さや形でソースのからみ方など、いかにおいしいパスタにするか、究極のパスタづくりを研究しています。みなさんに「なんだかパスタが食べたくなってきた!」と思ってもらえるよう、パスタやイタリアンの魅力が伝わる発信をしていきます。

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